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【放送大学千葉学習センター/学びの先輩に聞く】
18歳で放送大学へ。4年間で得た知識を社会で活かしたい
放送大学 千葉学習センター
34日前
- 社会
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放送大学 教養学部 心理と教育コース(千葉学習センター)/鈴木 悠斗さん
放送大学は1981年の創設以来、社会人などに生涯学習の機会を提供してきた。テレビ、ラジオ、インターネットを活用した通信教育はもちろん、Zoomを用いたライブWeb授業や各都道府県に置かれた学習センターでは面接授業を実施している。
放送大学の大学課程は、教養学部教養学科のみの1学部1学科。豊かな教養を身につけると共に職場や実生活で活かせる専門的な知識を得られる。用意されているコースは「生活と福祉コース」、「心理と教育コース」、「社会と産業コース」など全6種。大学卒業資格を満たす全科履修生や、任意の科目だけを選べる選科履修生など4通りの履修スタイルから選べる。
今回ご登場いただいたのは、2026年3月に教養学部の心理と教育コースを卒業する鈴木悠斗さん。地元千葉市で生まれ育ち、社会人が多く通う放送大学に高校卒業後の18歳で入学した。鈴木さんはなぜ進学先に放送大学を選んだのか、その理由や4年間の感想を詳しく話を伺った。

鈴木さんの半生は、好奇心にあふれたものだった
インタビューの冒頭、放送大学に入るまではどんな少年だったか質問すると「とても好奇心旺盛な子供でした」と切り出した鈴木さん。落ち着いた口調で自身の少年時代を振り返ってくれた。鈴木さんは小さい頃からテレビや読書が好きな子供だったそう。NHK教育テレビ(Eテレ)の『地球ドラマチック』『大科学実験』などを好んで観て育ち、小学生の頃はサッカーや相撲を経験。持ち前の運動神経と体格を武器に、小学生の時にはちびっこ相撲の千葉県大会でチャンピオンにまで上り詰めた。「その後の全国大会で両国国技館の土俵に上がったのは、私の数少ない自慢のひとつです。相撲は小6で辞めてしまいましたけど、あれは良い経験をさせてもらいました」。
中学校では吹奏楽部でドラムやパーカッションをやりつつ、成績も常に学年上位をキープしていたそう。「当時通っていた学習塾に好きな子がいたからなんです。体験入学で一目惚れしてしまって、その子に毎週会えるからという理由で通い始めました(笑)」。真面目に塾に通っているうちに自然と成績も良くなり、進学校で知られる県立幕張総合高校に合格。しかし次第に「高校の授業が難しすぎて、理解がついていけなくなってしまいました。中学の時のような勉強する原動力もないですからね。学年順位なんて下から数えた方が早いくらいでした」。落ち続ける成績と呼応するように、鈴木さんの高校での3年間は写真部、軽音部、演劇部の大道具係と、好奇心の赴くまま部活動にのめり込んでいった時期でもあった。
自分の希望にマッチした放送大学。18歳で入学を決意
幕張総合高校で2度目、3度目の春を迎えるにつれ、鈴木さんの周囲は受験モードに入っていった。ほぼ全員が大学進学を目指す同校では、至極当然の光景だ。クラスメートたちは当たり前のように「志望校は〇〇大学にする」「○○学部で学んでみたい」という話題で持ち切りになっていた。鈴木さんは当時のことをこう振り返る。「大学で特にやりたいこともなく、いっそ就職してしまおうと考えた時期もありました。しかし高校には就職相談ができる窓口もなく…。高3になって最寄りのハローワークに行ってみたんですが『高卒枠で紹介できる仕事はありません』と言われてしまいました」。
就職するならせめて大学までは出ておこう。そう考えた鈴木さんは大学受験に考えをシフトさせ、受験情報を片っ端からリサーチし始めた。しかし、ここでネックになったのが学費の問題だった。「自分の学力で公立は無理。かと言って、私立の学費を親に捻出してもらうのは気が引けます。いろいろ調べていくと通信制大学というのがあることを知り、いくつか並んだ中に放送大学の名前を見付け、私大1年分の学費で4年間通えると書かれていました。その瞬間、私は『放送大学に行こう』と決めました」。

自宅近くの休憩所でスキマ時間にしっかり勉強
放送大学の存在を知った高校3年の夏、鈴木さんは両親に進路を決めたと報告した。「『放送大学に行く』とだけ伝えたら、ひと言『わかった』と。小さい頃から私の意見を尊重してくれる両親らしいリアクションでした」。そして2022年4月、鈴木さんは放送大学の全科履修生として入学。以前から興味のあった心理学を学ぶため、専攻は心理と教育コースを選択した。
「両親は教育熱心というわけではありませんが、私が小中学生の頃は『ゲームは2日で30分まで』というルールがありました。家で勉強するような子でもなかったのでゲームができないとなると暇でしょうがない。そんな時は本や漫画を読んでいました。当時よく読んでいた本に『マンガで分かる心理学』があって、その頃から心理学にはちょっとだけ興味を持っていたんです」。
大学の卒業要件では20単位を面接授業またはオンライン授業でとらなければならないが、それ以外の授業のほとんどがインターネット形式だ。在学中は接客業と塾講師のアルバイトを掛け持ながら、卒業認定に必要な124単位をコツコツと取得していった。無理なく自分のペースで勉強できるのはとても良かった点だと鈴木さんは言う。4年できちんと卒業するために鈴木さんがまず取り掛かったのは、勉強に集中できる環境探しだった。
「自宅や図書館のような静かな場所は集中できませんし、カフェやファストフード店ではお金がかかってしまいます。ある日地元の遊戯施設の前を通りかかったら、そこに休憩所があるのを見付けました。入ってみると適度に外の音が聞こえて居心地が良かったんです。接客のバイトは9時~15時なので、帰宅途中でそこに立ち寄って放送大学の授業をスマホ視聴していました」。

就職支援セミナーで予想もしなかった現実に直面
大学3年次、就職活動を始めようと思った鈴木さんは悩みを抱えていた。「放送大学って社会人の方々が多いので、私みたいな新卒生に向けた就職支援をやっていなかったんです。当時よく遊んでいたのは高卒で就職した人か国家資格を目指している人ばかりで、就活のことを相談できず…。3年生が終わる頃にハローワークに行ってみたんです。そしたら『26年新卒の募集は来年になってから』と言われてしまって」。
年が変わり2026年、就職活動を始めることなく過ごしていた鈴木さんは学内に掲出されていた「就職支援セミナー」のポスターを目にする。同セミナーは10代~30代の全科履修生を対象に、2025年度からスタートした就職活動を支援するイベントだ。「就活に関する情報を得られるかも」。そう思った鈴木さんは2026年3月に開催された第1回セミナーに参加した。
「セミナーでは自己PR作成方法や意見交換会がありました。と同時に、新卒就活生は3年生になってすぐ動き出している現実を知り、かなり焦りました。3年生が終わろうとしている時期まで準備も何もしていなかった自分がいかにマズいかを実感したんです。セミナーで紹介してもらった『ジョブカフェちば』に行ったら、『え、春から4年生ですか?』とか言われてしまうくらいで(苦笑)。スタートが遅いのを悔やんでも仕方ないので、エントリーから面接、採用までのプロセスを教わり、言われるがままマイナビに登録しました」。
自身の希望する勤務条件に合致した採用情報を集め、春頃から数社にエントリー。遅れた分を巻き返すため、最初からスタートダッシュで就活を行った結果、鈴木さんは千葉市内に本社を置く介護福祉企業への採用を勝ち取った。「最終面接まで進んだのが3社ほどあり、採用をいただけたのが今の会社です。大学で『死生学』や『高齢期の心理学』を学んでいたので、社会に出てからもその知識を活かせていけたらなと思っています」。
放送大学での4年間は鈴木さんにどのような変化や気づきをもたらしたのか?
読者へのメッセージを交えてお話しいただいた。
「放送大学は、興味のある分野を知るにはとても良い環境だと感じます。元々好きだった心理学はもちろん、物理や化学、農業など、他コースの授業も受けられ幅広い知識を得られました。自分の中の引き出しが増えたのは、社会人になっても絶対に生きてくると思います。放送大学では単位取得の仕方、学び方が自由です。大人になってから資格取得のため、リスキリングのために通う大学というイメージが強いですが、もし進路に迷ったら私のように18歳で放送大学に入るというのもアリだと思います。とにかく後悔のない選択を。その一つに放送大学を選んでいただけたらと思います」。
プロフィール
鈴木 悠斗/すずき・ゆうと
2003年、千葉市出身。県立幕張総合高校を卒業後の2022年4月に放送大学へ入学。教養学部心理と教育コースを優秀な成績で修め、今春からは介護福祉業界での大きな活躍が期待されている。
※この記事は2026年3月現在の情報をベースに作成し、更新しております。内容が変更になっている場合もございますので、詳細は放送大学または、放送大学千葉学習センターの公式ホームページをご確認ください。
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